事例(プロジェクト:ケース1)
◆概要
半導体装置メーカーであるクライアント企業は、中期事業戦略を支える業務基盤の整備と事業体質強化を目的に現状の主力事業と急成長が見込まれる新規事業の双方の観点から、今後備えるべき業務とシステムを検討する基幹システム構築プロジェクトを立ち上げました。
◆取り組み内容
基幹システムのグランドデザインフェーズでは、事業により異なる生産方式の相違点を踏まえ、最適なバリューチェーン基盤を実現する業務施策を策定しました。また、原価管理においては、個別受注生産方式の事業は号機BOMに基づいた製番別標準原価、受注組立生産方式の事業は品目別標準原価の原価計算制度を導入し、事業特性を踏まえた原価管理の仕組みへと見直しを実施しました。
システム構築の実行フェーズでは、お客様メンバーや複数の導入パートナーが参加するプロジェクトをマネージするために、現地常駐形式でお客さま立場のプロジェクトマネジメント機能を提供しました。ここでも、お客様の意向と導入パートナーとの考えをすり合わせる中立かつ対話型のマネジメントによって、常に双方が合意できる落としどころを模索しながらプロジェクトを進めていくことでシステムの稼働への導きました。